書評

【書評】堀江貴文著『多動力』 / 仕事がめちゃ早くなった!

賛否両論あるからこそ面白い

堀江貴文さん著の『多動力』

とても有名な本なので、読んでいる方も多いでしょう。読んでいない方!!!極論とバッサリ切り捨てて距離を置くのはもったいないですよ!!!

堀江さんの本は何冊か読んでますが、言ってることは一貫して「とにかく行動しろ!」に尽きますね。はい、みなさん行動しましょう。

「多動力」は様々なタスクを同時進行で実施するための術が書かれていますが、最後は「あれこれ考えるヒマがあったら、今すぐ、やってみよう!」で締めくくられています。やっぱり「とにかく行動しろ!」ってことが言いたいのですね。行動するって本当に難しい・・・

そんな多動力ですが、ぼく自身は以下にあげる影響を受けたポイントを意識しただけで、仕事がめちゃくちゃ早くなりました!誰でも当てはまり誰でも意識するだけでスピードは圧倒的に早くなる内容ですが、個人的には膨大な仕事に押しつぶされそうな方に是非読んでもらいたいですね。もしかしたらその膨大だと思っている仕事はあなたがやるべき仕事ではないかも・・・そんなことに気付ける可能性があります!

「おれしかできねー仕事だよ!!!」と言わず読んでみて下さい。

本記事ではぼくが影響を受けた極々一部のみのご紹介です。ご了承ください。

多動力とは

それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。

言葉の通りです。あたなが会社で複数の大きなプロジェクトに参加していることをイメージしてください。それを同時にこなす力です。難しそうですね。堀江さんは全く違う分野のプロジェクト(ロケットや飲食や町興しやHIUや)を同時進行で高パフォーマンスでこなしています。これが多動力のなせる業です。

なぜ多動力なのか

すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果〝タテの壁〟が溶けていく。

タテの壁とは業界の壁です。本の中ではこう例えられています。

テレビとインターネットがつながると、テレビはスマホアプリの一つになり、電話やフェイスブックと同じレイヤーで競争することになる。フジテレビのライバルは日本テレビではなく、恋人からのLINEになるのだ。

自動運転が進めば、もはや自動車の形である必要はなくて、ただの移動するイスになるかもしれない。そのとき、自動車業界もインテリア業界もタテの壁はなくなる。

真の競合を見誤ったら戦いに勝てないですよね。今後は今まで想像をしていなかったような分野が競合となるので、多動力は重要な力となることでしょう。

それではぼくが影響を受けたポイントを紹介していきます。

影響を受けたポイント:レアな存在

複数の肩書きを掛け算し、レアな存在になろう。

1つの事に1万時間かければ誰でも100人に1人の存在になれる!らしいです。

毎日6時間すると5年で1万時間。途方もなく感じますが、子どもの頃に熱中したことを思い出すと結構ありそうですね。ぼくだったらギターには1万時間費やしていると思いますし、バスケにも1万時間費やしています。株取引にも1万時間費やしているかもしれませんね。

スティーブジョブズは「点と点をつなげていくち、いつの間にか線ができる」と言っています。人生30年も生きていれば必ずいくつもの点があるはずです。この点を線にすることが今後のぼくにとって重要かもしれません。点を思い出させてくれた本著はぼくにとっては一つ目の刺激です。

影響を受けたポイント:バカ真面目の洗脳を解け

第2章の見出しですがこの章は日々の仕事を考えるとても重要な部分です。多くのサラリーマンの方に当てはまります。

堀江さんが言うには、「自分でやらなきゃいけない症候群」にかかっている人が多すぎるとのこと。ドキッ!!!自分のことを言われているようですね。

日々を振り返ると与えられた仕事ばかりをしている自分に気付きます。そしてそれってぼく以外の人間でもできることがほとんどです。そんな誰にでもできる仕事を時間をかけてあえてぼくがこなして、また同じような仕事が舞い込んできて、負の連鎖にまさに今、陥っています。

あなたもそうじゃないですか?

自分だけしかできない事に取り組むべき、それ以外は他人に任せる、要するに「自分がやらないことを決める」。めちゃくちゃ重要ですね。これを実践すると必然的にスピードも速くなり、成果もあがる!はずです。

この章のチェック項目は誰もが実施すべきだと感じましたのでざっくり紹介しておきます。

抱えているタスクを書き出し、同僚や上司ができる仕事を赤ペンで潰す。残ったのが「あなたのやるべき仕事」だ。そして赤ペンで潰したタスクをやらない方法を考えよう。何も残らない人は超危険・・・

いかがでしょうか? 何も残らない・・・本当に怖いですね。この章を徹底的に意識することにより冒頭申し上げた通り、仕事がめちゃくちゃ早くなりました。

この章だけでも絶対読んだ方がいいです。

影響を受けたポイント:ヒマな人ほど返信が遅く忙しい人ほど返信が速い

幻冬舎の見城社長やサイバーエージェントの藤田社長を引き合いにだし解説されています。とにかく仕事がデキる人は「レスが速い」という共通点があるとのこと。

これも思い当たる節めちゃくちゃありますね。会社の仕事ができる人ってとにかくレスが速い。それに比べぼくは・・・

何かしらの理由で返信が遅れるのですが、自分でボールを持ったままにしないことがとても重要ですね。堀江さんは仕事の渋滞を作らないようにするのを常に心がけているようです。

毎朝のメールチェックもさくさくこなしていきましょう。これも意識の問題ですね。

多動力を身につける手法

ここからは本著に記載されている極論を面白いのでご紹介します。内容は割愛するの詳細は本を読んでください!

  • 経費精算を自分でやるな
  • 電話をかけてくる人間とは仕事をするな
  • 大事な会議でスマホをいじる勇気をもて
  • 教養なき者は奴隷になる
  • 99%の会議はいらない
  • すべての仕事はスマホでできる
  • 1晩10軒以上をハシゴしろ
  • とっても恥ずかしい格好をして街を歩こう

これだけ面白そうなことが書いてあると感じてもらえたら幸いです。それぞれにはしっかりした理由が書かれてますので読んで字のごとく捉えないようご注意願います。

まとめ

全てのベースは教養を身につけることが大前提と堀江さんも綴っています。ここを理解していないとただの問題児にしかならないので注意してください!

この本の最大の特徴は読みやすさだと思いますので、本嫌いなあなたも手に取ってぼくのように様々な気付きを感じてみて下さい。

本著を元にしたインタビューもめちゃくちゃ面白いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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